放送第3回「闇の騎士ブラック登場!」
 
 
ブルーを残し、レッドとホワイトは最終決戦の地へ歩みを進める。
ふと、二人の目の前を赤い光が貫いた。
「あら、二人でデート?仲がいい事ねv」
赤い光が弧を描いて舞い戻った先に立つのは、悪の女幹部xcocoxだった。
ホワイトを背に隠し、剣を構えるレッド。
だが、ホワイトはその背から抜け出し、女幹部の前に一歩を踏み出した。
「レッド、先に行って?私がやるわ」
「だめだ、お前を置いていく訳にはいかない!」
「レッドにはまだやらなきゃいけない相手がいるはずよ。すぐに行くから…先に行って!」
いつもは優しく支えてくれる微笑が、今は確固たる強い意志を表現している。
「…分かった、死ぬなよ?」
数泊置いて言うと、レッドは迷いを振り切るように駈け出した。
レッドの背中を見送ると、ホワイトは改めて女幹部を睨み付けた。
「へぇ…その度胸だけは認めてあげるわ、小娘。すぐに愛しいレッドに会わせてあげる…あの世でね。」
赤い唇の端を吊り上げ、不敵な笑みを浮かべる女幹部を、ホワイトは負けん気の強い視線で貫いた。
「オバサンになんてやられないわ…私も、レッドも!」
ホワイトの発言に、生まれ年の違いを気にする女幹部が激昂する。
「きぃぃぃぃ!この平成生まれっ!覚悟なさい!」
そう叫ぶと共に、白く光る鎌を大きく振りかざした。
 
戦いは圧倒的だった。
リーチの長い大鎌から繰り出される攻撃にホワイトは苦戦し、傷を負う箇所は時間と共に増えていく。
動きの速さも女幹部が上で、相手の懐へ入り込むことすらできないでいる。
「ふん…口ほどにもない小娘ね、とどめよ!」
もうダメかとホワイトが目をつぶったその時…

カシャーン

「うっ…誰だ!?」
特徴的なブラッドアタックの音と共に、女幹部が崩れ落ちる。
「女に手をあげるのは関心しねぇな…」
オレンジがかった赤い光がゆらめき、その向こうから覗いた顔を見て、女幹部は声を上げた。
「貴方は…ブラック!?」
膝を付いていたホワイトを守るように、女幹部とホワイトの間に立ち、ブラックは背後へと声をかけた。
「待たせてすまない、ここは俺がやる。ホワイトは早くレッドの所へ!」
 
 
次週、「脅威!女幹部の力!」
ブレイブマンは、世界を守る事ができるのか…!?
 
  
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トランスファーマーカズィ!
「倉庫を埋め尽くせ!トランスファーム!!」