放送第2回「悪の幹部!?出現!」
 
 
最終決戦に向け、イエローの作った道をひた走る4人。
悪の軍団の基地は、機械と岩石が入り交じり薄暗い様子だった。
足音は暗闇の中に吸い込まれるように篭って響き、このまま通路が無限に続くかのように思われたその時、一行は淡く光の灯る広場へと躍り出た。
罠を警戒して立ち止まった彼らは、広場の先に大柄な人の姿を捉える。
「今日は保護者役は返上だ。」
既に何度か遭遇したことのある、悪の幹部えっじ。
毎回作戦の失敗により撤退する鋼鉄怪人や女幹部を叱咤して連れ戻していた彼が、今回は前線へ出ている。
未だ剣を交えた事の無い敵に身構える仲間達を制して、ピンクが一歩踏み出した。
「ここは俺がやる。先に行け!」
ピンクの強い眼差しに、レッドは過去に彼が話した胸の内を思い出していた。
血を分けた兄弟が、悪の手先となっている…。
きっと、この敵がそうに違いない。
兄弟で血を流すなど、本来あるべきではない。
しかし、正義を突き通すためには、悪の手先に落ちた兄弟をほおっておくわけにもいかないのは確かだった。
ここは、彼にしか対処出来ない。
血を分けてもいない者が、間に入るべきではない。
「頼んだぞ。」
強い意志を伝え合い、一行は先へと駈け出した。
 
 
ピンクを残し進んだ先で、残る3人は見慣れた姿を発見した。
「博士…!?」
何故ここに、と途惑う3人へ、博士は普段通りに優しく微笑む。
「私の製作した武器は役に立っているかな?」
瞳の奥に快楽が見え隠れすることにいち早く気づいたブルーが、剣の切っ先を博士…いや、悪の参謀へと向けた。
「ご自分で体験してみるというのはいかがですか?」
間に入ろうとするホワイトを制止し、ブルーはレッドと目配せをする。
元はブレイブマンの支えとなっていた博士であった者は、基地入口で奮闘しているであろうイエローとは、纏う雰囲気が異なる。
小さな子供が新しいオモチャを前に浮かべる表情とよく似た笑みが、不可解な不安を胸に宿らせる。
博士は…元々悪の組織の者であった可能性が高いと、2人は判断した。
お互いに無言のまま頷き、レッドは戸惑ったままのホワイトの腕を引き、更なる奥地へと駆け出した。
 
 
次週、「闇の騎士ブラック登場!」
ブレイブマンは、世界を守る事ができるのか…!?
 
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